【内科医監修】血液をサラサラにする11の方法まとめ!オススメの食べ物や運動方法

血液をサラサラにする方法

「中性脂肪値が高い」
「高血圧です」
「血液がドロドロのようです」

まるで重症宣告のようなこの言葉。

医師の方にさらっと言われても、
「食生活を改善しましょう」
「アルコールを減らしてみましょう」
というようなちょっとしたアドバイスしかもらえないことが多いです。

「結局どうしたらいいの?」
そう悩んでしまうことってありますよね。

そこで、このページでは、血液をサラサラするために有効な方法を、内科医監修のもと、1ページにまとめました。

なお、一番大切なのは「継続すること」です。
だからこそ、まずは、自分のできそうなことから取り組んでみましょう。

すると、血液がサラサラになるだけでなく、病気リスクの低減や酸素と栄養素が体全体に行き渡るなど、今までより「元気」「健康」になった自分と出会えるはずです。

【サラサラ成分を確実に補いたい方へ】
サプリメントを利用することで、血液サラサラ成分を補うことができます。

血液をサラサラにする方法ってどのようなものがあるの?

血液をサラサラにする。
これについて「嬉しいニュース」と「悪いニュース」があります。

嬉しいニュースは、血液がドロドロの方がサラサラにするための方法は、医学的にも効果があると認められた方法が多いという事です。

つまり、今日から取り組めば、血液の状態は徐々に良くなっていくという事です。

悪いニュースは、実感するまでにある程度の期間が必要だという事です。
私は中性脂肪値も高かったのですが、改善するのに1年がかかりました⇒こちらの記事で紹介しています

しかし、その間にも「良くなっていく感覚」はありました。
続ければ続けただけ実感できてきます。
「やって良かった」と思えるようになります。

では、具体的に、血液をサラサラにする方法にはどんな方法があるのでしょうか?

「11」のサラサラ習慣をまとめて紹介していきます。

血液をサラサラにする11の方法

血液をサラサラにする11の方法

それではここから具体的に「血液をサラサラにするための11の方法」を紹介していきます。


  1. ストレッチをする
  2. ウォーキングなどの有酸素運動をする
  3. 水分を摂取する
  4. 血液をサラサラにする食べ物を知る・摂取する
    • 青魚に含まれるDHA・EPA
    • ナットウキナーゼの多い納豆
    • 海藻類(特にワカメ)
    • たまねぎの「アリシン」
    • 「お・さ・か・な・す・き・や・ね」
  5. サプリメントを有効活用する
  6. 腸内環境を改善する
  7. 良質な睡眠をとる

方法①:ストレッチをする

方法①:ストレッチ

「運動が大切」といっても、普段の運動不足を解消するために、いきなりウォーキングというのは、意外とハードルが高いものです。

もちろん運動をすることは大切なのですが、今日から始めるのが億劫な場合には、「簡単なストレッチ」から始めてみましょう。

ストレッチをするのは、例えば「デスクワークの休憩時」「家事・洗濯の後」「お風呂上り」などがあります。
適度なタイミングでストレッチを行うことで筋肉が柔らかくなり、血流が改善します。

特に「ふくらはぎ」のストレッチは効果があると言われています。
血液を心臓で送りかえすはたらきを助けるからです。

運動は嫌いでも、ストレッチであれば、誰でも簡単にできます。
簡単で効果があるので、日々の休憩時間の日課にしていきましょう。

方法②:ウォーキングなどの有酸素運動

方法②:ウォーキング

そうは言っても、やはりウォーキングやエアロバイクなどを使った「有酸素運動」は欠かせません。
運動をすることで血糖値が下がりますし、血管が拡張するので血液が体全体にスムーズに行き渡ります。

そうなると、酸素や栄養分が体に満たされるとともに、二酸化炭素や老廃物をスムーズに回収できるようになります。

目安は「1日20分以上」です。
これは、20分後からウォーキングによる脂肪の燃焼が大きくなるからです。

ありがたいことに、この時には、「ギリギリ20分走れるスピードで走る」のではなく、「まだまだ歩ける20分」の方が効果があることが多いと言われています。

【ギリギリ20分走れる運動は、なぜ効率が悪いのか?】
もちろん負荷を高くした方がそれだけ血中の脂肪を消費できますが、ギリギリ20分走れる時には、無酸素運動の割合も高くなります。

あくまで効果的なのは「有酸素運動」ですので、「早歩き」程度で、心拍数を130程度(ちょっと汗ばみ、息が多少荒くなる程度)の負荷を体にかけていきましょう。

この20分間は「まとまった時間の方が良い」と言われていましたが、最近では、「小分け」にしても効果があることが分かってきました。
普段の生活に加えた20分間をどこかで確保するようにしてみてもいいかもしれません。

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方法③:水分を摂取する

方法③:水分を摂取

まず、上記「方法②:ウォーキングなどの有酸素運動」に付け加えて、運動の時には「水分」を摂取してください。
なぜなら、ウォーキングで汗をかくと、血液から水分がなくなっていき、ドロドロになり、大変危険な状態になるからです。

しかし、水分補給は運動時だけではありません。
普段の生活でも水分を摂取するようにしましょう。

1日の水分摂取量の目安は「2L」です。
水分は血液をサラサラにするだけではなく、中性脂肪を減らすのにも効果的です。

意外と水分は摂取しているようでしていませんので、「2Lペットボトル」を買ってきて、それを丸1日使用してみて、1日にどれくらい水を飲んでいるかセルフチェックをしてみてもいいでしょう。

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方法④:血液をサラサラにする食べ物を知る・摂取する

ここまでは主に「運動関連」の方法を紹介してきましたが、いくら運動をしても、「食生活」が悪ければ効果が表れません。

ですので、「血液をサラサラにする食べ物」を知り、その食べ物を今日から意識的に摂取していくようにしましょう。

方法④-1:青魚に含まれるDHA・EPA

青魚に含まれるDHA・EPA

まずはサンマやアジ、イワシといった青魚に多い「DHA・EPA」です。
DHA・EPAは、血液をサラサラにする効果があり、中性脂肪対策にも医学的に効果が認められています。

そのため、厚生労働省では1日に1g(1000㎎)を摂取するよう呼びかけています。

しかし、DHA・EPAは毎日継続して摂取しなければいけません。
1000㎎のうち500㎎程度はサプリからの摂取を継続的にした方が良いという指針もあります。

そこで使用したいのがDHA・EPAサプリです。
しかし、これにも本当に多くの種類がありますし、良いものもあればイマイチなものもあります。

良いDHAEPAサプリについては下記記事で紹介しています。

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方法④-2:ナットウキナーゼの多い納豆

ナットウキナーゼ

次に紹介する食べ物は、血液サラサラ効果のある食べ物として有名な「納豆」です。

納豆には、納豆にしか入っていない「ナットウキナーゼ」という成分が入っています。

ナットウキナーゼは血栓を溶かし、血液をサラサラにする働きがあります。
ドロドロによって起こる「脳梗塞」「心筋梗塞」「エコノミー症候群」などの予防効果があると言われています。

また、納豆には「ビタミンK」も含まれています。
ビタミンKは、出血した時に「血液凝固因子としての働き」があります。

納豆を食べても血液が簡単に止まることから、サラサラにする効果がないのでは?と感じる人もいるようですが、それは納豆に含まれているビタミンKの体に良いはたらきなのです。

マルハニチロとの共同開発サプリ「きなり」には、国産魚由来のDHAEPAとともに、このナットウキナーゼも配合されています。

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方法④-3:海藻類(特にワカメ)

海藻類

海藻類には豊富な水溶性食物繊維が含まれています。
この水溶性食物繊維は、コレステロールを包み込み、過剰にコレステロールが吸収されるのを防ぐ役割があります。

ですので、もし「コレステロール値が高い」という場合には、海藻類を摂取するようにしましょう。
また、海藻類にはEPAも含まれていますので、コレステロール値が基準値内の方にもおすすめです。

方法④-4:たまねぎの「アリシン」の血液サラサラ効果とは?

たまねぎの「アリシン」

次に紹介するのが、比較的食卓にも並べやすい「玉ねぎ」です。
玉ねぎにはアリシンという成分が含まれています。

この「アリシン」は納豆と同じように、血栓予防に効果的であると言われています。

玉ねぎに含まれているのは「アリシン」だけではありません。
「ケラチン」というポリフェノールの1種も含まれています。

このケラチンには、体内の過剰な脂肪を排出する役割があります。

このように「玉ねぎ」も血液サラサラ効果のある万能な食べ物です。

なお、玉ねぎの皮には「ケルセチン」というサラサラ成分も含まれています。
この「ケルセチン」にもサラサラ作用があることから、大手食品会社「日清食品」がダブルのサラサラ成分サプリメント「DHAEPA+ケルセチン」を発売しています。

>>DHA EPA+ケルセチン公式サイト

※1,980円・いつでも休止、解約OK

方法④-5:「お・さ・か・な・す・き・や・ね」がキーワード

ここまで、血液をサラサラにするために効果的な食品を紹介してきましたが、これだけではありません。
他にも血液をサラサラにする食べ物がたくさんあるのです。

そこで覚えておいてほしいのが「お・さ・か・な・す・き・や・ね」です。

これは「お茶」「魚」「海藻類」「納豆」「酢」「キノコ類」「野菜」「ネギ類」の頭文字をとったものです。
(この中でも先ほど紹介した魚と納豆は有効です)

この「お・さ・か・な・す・き・や・ね」を覚えておいて、1日1品は、このうちのどれかが摂取できるよう心掛けてみると、より実感しやすくなります。

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方法⑤:サプリメントを有効活用する

DHAEPAサプリメント

特に今現在「血液がドロドロである」と診断された場合には、普段の食事からだけでなく、サプリメントからも摂取するようにしましょう。

これは、食品からでは摂取しきれないという現状があること、また、最低限血液状態を「維持」するためにも必要であることが理由です。

しかし、厚生労働省が推薦したことによって、DHA・EPAサプリの種類が爆発的に増えてしまいました。
ですので、できる限り「良質なサプリ」を選ぶことが大切です。

また、人間は不思議なもので、「信じれないものほど継続できない」ですから、「自分が信じられるサプリを選ぶ」というのも継続のために重要な観点です。

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方法⑥:腸内環境を改善する

腸内環境

血液をサラサラにするためには「腸内環境」も整えることが大切です。
腸内環境が悪いと、老廃物が腸に溜まり、体に有害物質が発生してしまうからです。

長い間、便が腸にとどまると、腸内の細菌のバランスが崩れ、脂質や糖の分解や吸収に影響を及ぼし、結果として血液がドロドロになってしまう可能性が出てきます。

腸の善玉菌を摂取できるプロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌)、善玉菌のエサとなるプレバイオティクス(オリゴ糖など)を両方含んだ「シンバイオティクス製品」を摂取すると腸内環境が改善されます。

方法⑦:良質な睡眠をとる

特に血液をサラサラにしたい場合には、午後10時から午前2時までの睡眠が有効です。
この時間帯は成長ホルモンが活発化し、新陳代謝が進む時間帯です。そのため、血液をサラサラにすることができます。

また、その時間帯に寝るのが困難だとしても、「良質な睡眠」は大変重要です。
睡眠不足はストレスにもなりますし、ホルモンや自律神経が障害されて、代謝機能が低下します。

その結果として「血圧上昇」「血糖値上昇」「コレステロールのバランスの乱れ」が起き、血液はドロドロになっていきます。

最低限の睡眠時間を確保することも、大切な健康管理の1つです。

血液がサラサラになる方法を試すと、どんな実感が得られるのか?

ここまで血液をサラサラにする方法を紹介してきましたがいかがでしたか?しかし今は、「知っただけ」で、これからどんな実感が得られるのか理解できないことも多いと思います。

このページは、訪問者の方に血液をドロドロから基準値に改善してほしいという願いを込めています。

そこで、なんとか「行動」してもらうために、血液をサラサラにすることによって、「どんな実感」「どんな効果」が得られるのかを簡単に紹介します。


  1. 肌色が良くなる
  2. 美しくなる
  3. 疲れにくくなる
  4. ハゲ予防・髪質の変化
  5. 肝機能の改善
  6. 腎機能の改善

血液サラサラ効果1:肌色が良くなる

血液がサラサラになる方法のメリット

血液がドロドロだと、肌の色がくすんだり、茶色がかったり、血色の悪い肌になります。これはドロドロな血液が「黒色」をしているからです。

しかし、血液がサラサラになってくると、血液が綺麗になり、赤色になっていきます。すると、肌色が良くなり、「健康的な肌」になっていきます。

血液サラサラ効果2:美しくなる

血液がサラサラになり、血行が改善されると、肌トラブルである「くすみ」「目のくま」「肌のハリ・ツヤ」が改善されていきます。また、ニキビや肌荒れといったトラブルも減っていきます。

そうなると第一印象も明るくなり、鏡を見ることが楽しくなっていきます。

血液サラサラ効果3:疲れにくくなる

ここまで紹介した方法を継続すると、いつの間にか「疲れにくくなっている自分」に気付くことができます。つまり、今よりも元気になるということです。

今でも疲れにくいという人はいるかもしれませんが、今の自分よりもエネルギーあふれる自分になっていきます。仕事の能率も高くなって昇給したり、いきいきと家族サービスができて家庭内が明るくなったり、様々なメリットがあります。

血液サラサラ効果4:ハゲ予防・髪質の変化

血液がサラサラになると、頭皮までスムーズに血液がいきわたるようになります。しっかり髪に酸素と栄養が運ばれることで、ハゲ予防になったり、艶のある髪になります。

血液サラサラ効果5:肝機能の改善

肝臓はアルコールだけでなく、様々なビタミン・ミネラルを代謝するために必要な臓器です。
それだけ働き者ですから、大量の酸素を必要とします。

血液がサラサラになると、肝臓にも酸素と栄養分がしっかり運び込まれます。
そのため、肝機能が改善していきます。

血液サラサラ効果6:腎機能の改善

腎臓も肝臓と同じく、大量に酸素を必要とする臓器です。
実際、血液の流れる量が多い臓器でもあります。

血液状態が良くなることで、その腎臓に酸素などを送り届けることができ、腎機能が改善することがあります。

今日から血液をサラサラにする方法を試してみよう

血液がドロドロな状態からサラサラにすると、これだけ良いことがいっぱいあります。
ちょっとはやる気になりませんでしょうか?

ここで改めて、血液をサラサラにする方法を振り返りたいと思います。

  1. 1日数回ストレッチをする
  2. 1日20分間、軽めに有酸素運動をする
  3. 1日2Lの水分を摂取する
  4. 血液をサラサラにする食べ物を摂取する
    1. DHA・EPAを摂取する
    2. 納豆を食べる
    3. 海藻類を食べる
    4. 玉ねぎを食べる
    5. 「お・さ・か・な・す・き・や・ね」を意識する
  5. サプリメントを有効活用する
  6. 腸内環境を改善する
  7. 良質な睡眠をとる

これらのことに気をつけながら、今日から血液をサラサラにする方法を継続して行ってみましょう。
そして、まずは「1か月」継続して、上記で紹介したような「効果」が感じられると良いですね。頑張りましょう!

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