健康診断を受けなくても、温泉などに置いてある機会に腕を通せば分かるのが自分の「血圧」です。
もちろん血圧はその時の体調や環境にも左右されますし、1日の中で上がったり下がったりするものが血圧なのですが、「最近、いつ測っても血圧が高めだな」と感じたり、「対策をしているのに、なかなか下がらないな」と悩んだりすることもありますよね。
この記事では血圧が高めの方に向けて、血圧が高いと増える健康リスクと、知っておくべき基準値、対策方法を紹介していきます。
こんにちは!
DHAEPAサプリのススメ編集長、稲垣です。
高血圧の総患者数は、現在日本で1010万人もいると言われています。そして、最新の厚生労働省による調査では、収縮期血圧が140㎜Hgを超えている人は男性で34%、女性で24.8%もいることが分かってきました。
つまり、今の日本人の5人に1人以上が血圧に関して何らかのトラブルを抱えているのです。
もちろん1年前の私も、この高血圧グループにいました。しかし、今では、なんとか基準値近くにまで下げることができ、「血圧が基準値より少し高め」のグループに入ることができました。
ここではお医者さんにいただいたアドバイスや専門家のアドバイスを参考にしながら、実際に私がやって効果のあった方法を紹介していきます。
もくじ
そもそも血圧が高いとは、どんな数値のことなの?

血圧測定では「mmHg」という単位が使われます。この「mmHg」は「圧力の単位」です。つまり、血圧とは、簡単に言えば、血液が血管の壁を押す力(圧力)のことです。
しかし、どの程度の数値が一般的に高いと言われるのでしょうか?まずは、血圧の基準値と異常値について正しく知っておきましょう。
血圧の正常値と異常値、血圧値の分類
血圧の正常値と異常値については、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインにて定められています。
一般的には「140/90mmHg以下が正常値」と言われていますが、正常値にも3段階あり、高血圧にも3段階あります。つまり、合計で6つの段階があるということです。
この表の通りではあるのですが、少々見にくいですね。よって、下記の図のように表示されることがあります。

一般的には、至適血圧の人が一番血圧に関連するリスクが低いと言われています。また、よく「血圧が高めの人」という表現がありますが、それは「正常高値血圧」の人のことを指すことが多いです。
さて、ここまで血圧の正常値と異常値について紹介してきましたが、血圧が高めであったり、高血圧であることによって、どのような病気リスクが高まるのでしょうか?
血圧が高いと何が悪いのか?症状は出るのか?
ここからは血圧が高いことによって発生する病気リスクについて紹介していきますが、まず初めに知っておいてほしいことがあります。
それは、血圧が高くてもほとんど自覚症状がないということです。
もちろん敏感な人は「めまり」「肩こり」「頭痛」といったちょっとした体の変化から症状に気付くことがあります。
しかし、その症状のほとんどは高血圧以外の原因でも起こることであり、気づきにくいのが特徴です。
ここが一番怖い所で、「突然」下記に紹介するような病気が発症する恐れがあります。
ですので、これから紹介するリスクが高まっていることを理解しながら、後半で紹介する対策をしていくことがさらに重要です。
- 動脈硬化のリスクが高まる
- 心筋梗塞、脳卒中などの合併症を引き起こすことも
- サイレントキラーと呼ばれる理由
動脈硬化のリスクが高まる
血圧が高い状態になると、血管にかかる圧力が高くなるため、それだけ血管が傷つきやすくなります。そして傷があるために、その場所にはコレステロールなどがたまりやすくなります。
さらに、その傷を修復する時に、血圧に耐えるために血管の壁はさらに分厚くなり、血液が流れる内腔も狭くなっていきます。

こうして進行するのが動脈硬化です。知らず知らずのうちに、血管は厚くなり、血管内に老廃物がたまっていってしまうのです。
心筋梗塞、脳卒中などの合併症を引き起こすことも
そんな動脈硬化が進行すると、血栓ができやすくなります。この血栓は血管内で血液が固まったもので、この血栓がたまるとやがて血液の通り道がなくなってしまいます。
そうして起こるのが「脳梗塞」「心筋梗塞」といった病気です。これは、血栓ができ血液が流れなくなり、心臓や脳に酸素や栄養が届かないために起こる病気です。
脳梗塞や心筋梗塞で一命を取り留めたとしても、一度死んでしまった細胞を生き返らせることはできません。そのため、一度発症すると、後遺症が残りやすくなります。
また、血液の通り道が血栓で塞がれることによって、詰まった部分に圧力がかかり、血管が破れることがあります。例えば脳出血などがその代表例です。
このように血圧が高いと、動脈硬化が進むとともに、心疾患リスクが増えることになります。
サイレントキラーと呼ばれる理由
そして、先ほども紹介したように、動脈硬化は「無症状」で進行することが多いと言われています。そのため、つけられた名前が「サイレントキラー」です。
知らず知らずのうちに症状が進行し、突然「脳梗塞」「心筋梗塞」「脳卒中」などでヒトの命を奪っていくことからそう言われています。
「症状がないから大丈夫」ではありません。血圧が高めであったり、高血圧なのであれば、「知らないうちに症状が進行している」と考え、1日もはやく対策をすることが必要なのです。
血圧が高い原因と対処法
では、どうして私たち人間の血圧は高くなるのでしょうか?なぜ日本人の20%以上もの人が血圧が高いというトラブルを抱えているのでしょうか?
ここでは血圧が高くなる「原因」と「対処法」について知っていきましょう。
- まずは血圧が高くなった原因を知ることが大切
- 高血圧に効果のあるヒハツ由来ピペリンを摂取する
- 生活習慣の改善で根本解決を目指す
まずは血圧が高くなった原因を知ることが大切

日本人の5人に1人の割合で血圧が高い人がいるのは、その日本人の生活習慣に原因があります。例えば働き過ぎによる「ストレス」もそうですし、洋食中心の「食生活」も原因の1つです。
これについて大きくまとめると、
- 「ホルモンバランスの乱れ」
- 「一過性の高血圧」
- 「過度な外食」
- 「塩分の多い食事」
- 「アルコール」
- 「タバコ」
- 「ストレス・疲労」
- 「睡眠不足」
のどれもが血圧を高くする原因となり得ます。原因を見ていただくと分かるように、まさに裕福であるが故の弊害と言えるでしょう。
これについては下記記事で詳しく説明していますので、より細かく原因について知りたい方は下記記事をご覧ください。そして、原因を解決することを優先して行いましょう。
※タイトルでは「20代」としていますが、30代、40代の方でも当てはまることが多くあります。
ヒハツ由来ピペリンには血圧を下げる効果がある
上記で紹介した原因の解消が、血圧を下げるために有効になりますが、原因の解消=生活習慣の改善であり、なかなか一朝一夕にできることではありません。
しかし、だからと言って、血圧が高ければ確実に心疾患リスクは高まっています。ですのでまずは「早急な解決法」が重要です。
そこで使用したいのが「ヒハツ由来ピペリン」や「わかめペプチド」です。

これらの成分には血圧を下げる作用があり、機能性表示食品としても「血圧を改善し、正常な血圧を維持する」という効果が表記できる成分です。
そして、上記のグラフは「ヒハツ由来ピペリン」の臨床試験結果ですが、飲み始めて数週間で血圧が下がり始めることが分かっています。
もし血圧が高めであり、短期的な対処法を行っていない場合には、ここから先は下記記事をお読みいただき、1日でもはやく対策を始めましょう。
生活習慣の改善で根本解決を目指す
それとともに改善したいのが「食生活」と「運動」です。高血圧に悩む多くの人は、この食事と運動が原因で血圧が高くなっていることが非常に多いのです。
だからこそ、「食事」「運動」の改善は、血圧改善に効果があります。しかし、分かっていても、なかなかそう簡単に改善できるものでもありません。
これには私も頭を悩ませました。なぜなら改善しても3日坊主で終わってしまったからです。
でもなんとかしたい、あきらめきれないという気持ちは強くありました。そこで、「食べ方の工夫」と「運動を楽しむこと」の2つをしました。
この2つのことが、根本的に私の血圧を下げてくれたことは言うまでもありません。
できるだけ努力を必要とせず、できるだけ楽して食事と運動の改善をしたいという方は、ぜひここから先は下記記事をご覧ください。そこに簡単にできる習慣作りのヒントがあります。
さいごに
今回は、高血圧ガイドラインで定められた、「血圧の正常値、異常値」や、血圧が高いことで高まる「リスク」、血圧が高くなる「原因」、「対策法」をまとめて紹介してきました。
そして、お気づきのように、血圧が高くなるのは、食事や運動、ストレスなどの「今の習慣」が原因です。ですので根本解決のためには習慣を改善することが大切になってきます。
だからこそ一番ポイントになるのは、「無理せず血圧対策をすること」です。
血圧対策するぞ!と頑張りすぎて、3日間頑張って続かなければ本末転倒です。むしろ、その場合には、頑張ったリバウンドでさらに血圧が高くなる食生活をしてしまうことにもなりかねません。
頑張りすぎずに、日々血圧対策をすること。毎日ちょっとしたいい変化を積み重ねること。そんな日々のほんの少しの努力が大切になってきます。
そして、短期的に血圧を下げ、リスクを下げるためにサプリメントに頼っても良いのです。
そうして少しずつ血圧が下がっていることを実感できれば、モチベーションを保つことができ、より頑張れるようになってきますので、辛い最初の時期をなんとか乗り越えて欲しいと思います。
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この記事の監修者

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現役内科医・日本内科学会認定内科医
近畿大学医学部卒。2004年医師免許取得(医籍登録番号:第441704号)、2016年医学博士号取得