血圧を下げる飲み物ランキング!血圧が高めの方に適した機能性表示・トクホのみ紹介

血圧を下げる飲み物ランキング!血圧が高めの方に適した機能性表示・トクホのみ紹介

高めの血圧に適した飲み物はあるのでしょうか?また、あるとしたらどんな飲み物がオススメなのでしょうか?
このページでは血圧が高めの方に適している飲み物と、適している根拠をもとに、ランキング形式で紹介していきます。

こんにちは!
DHAEPAサプリのススメ編集長の稲垣です。

血圧が高くなる=健康リスクが増えているということです。

血圧が高い時には高血圧治療ガイドラインにあるような「運動」や「食生活」の改善が必要なのですが、これらの改善をやるからには「できるだけ効率的に血圧を下げたい」と思うのは当然のことではないでしょうか。

そこで血圧を下げることをサポートしてくれるのが「血圧が高めの方に適した飲み物」です。

私自身、血圧が高くて運動を始めましたし、食生活も改善していきました。
そして、「血圧が高めの人に対して有用」と言われる飲み物も使ってきた結果、血圧だけでなく、HDLコレステロールやLDLコレステロール、中性脂肪といった値も徐々に改善していったのです。

このページでは、そんな「血圧を下げる飲み物」を根拠と共に紹介していきます。それではいきましょう!

血圧が高めの方に適した飲み物はお茶って本当?

茶

まず、血圧が高めの方に適しているのが「お茶」だとよく言われます。
緑茶やウーロン茶、紅茶、玄米茶、プーアル茶などには「カテキン」が多く含まれており、カテキンはビタミンCの80倍の抗酸化力があることから、血圧を下げるサポートをしてくれるというのです。

その中でも「緑茶」には疫学調査で下記のような報告があります。

毎日120ml(湯のみ1杯程度)以上の緑茶を1年以上飲み続けている人は、緑茶を飲む習慣がない人に比べて高血圧を発症する危険性が46%低いという疫学調査の報告があり、習慣的にお茶を飲むことによって高血圧を予防できる可能性が示されています。

引用元2012茶学術研究会編

しかし、緑茶のカテキンにどこまで効果を期待して良いのでしょうか?
まずは、緑茶カテキンと血圧に関わる論文データを見ていきましょう。

茶カテキン500㎎を3か月摂取した前後の血圧の変化

「茶カテキン類の機能性とそれらの応用例」には、健常な男女21名に、毎日500㎎の茶カテキンを3か月間摂取させた結果が論文として提出されています。

茶カテキンと血圧引用元茶カテキン摂取のヒト血圧に対する影響,茶カテキン類の機能性とそれらの応用例

これを見ると分かるように、全ての人が血圧が下がったわけではありませんが、血圧が高めの傾向にあった人ほど、血圧が低下していることが分かります。

つまり、茶カテキンを長期摂取することで、血圧を下げることができる可能性があるということです。

カテキンは「血圧が高めの方に適する」の関与成分ではない

しかし、特定保健用食品において「血圧が高めの方に適する」という表示ができる関与成分「カテキン」は入っていません

「血圧が高めの方に適する」という表示ができるのは、以下の関与成分が十分量配合されている時かつ、申請し許可が下りたもののみです。

  1. ペプチド
    • イソロイシルチロシン
    • サーデンペプチド
    • ラクトトリペプチド
    • 海苔オリゴペプチド
    • ローヤルゼリーペプチド
    • わかめペプチド
    • かつお節オリゴペプチド
    • カゼインドデカペプチド
    • ゴマペプチド
  2. 酢酸
  3. γ-アミノ酪酸(GABA)
  4. 杜仲茶配糖体
  5. フラボノイド

つまり、もしも「血圧を下げるサポートをしてくれる飲み物」を探しているのであれば、こうした「機能性」が表示できるような飲み物を選んだ方が、普通の緑茶よりも良い作用が期待できるのです。

血圧が高めの方に適した飲み物ランキング

血圧が高めの方に適した飲み物ランキング

では、そんな血圧が高めの方に適した飲み物は何なのでしょうか?
ここでは、「機能性表示食品」や「特定保健用食品」など、血圧が高めの方に適している飲み物だけを紹介していきます。

【どの飲み物も高血圧の予防・治療ではありません】
これから紹介するものは「血圧が高めの方に適した飲み物」であり、どれも機能性表示食品もしくは特定保健用食品です。しかし、これらの飲み物は、薬ではありませんので、高血圧を予防したり治療するための飲み物ではありません。

  1. 大正製薬「血圧が高めの方の健康緑茶」
  2. サントリー「胡麻麦茶」
  3. カルピス「アミールS」

1位:大正製薬「血圧が高めの方の健康緑茶」

血圧が高めの方の健康緑茶

大正製薬の「血圧が高めの方の健康緑茶」は、臨床試験において、「1~2週間で血圧が改善した」という報告があり、「血圧が高めの方の血圧を改善し、正常な血圧を維持する」という表示が可能な「機能性表示食品」です。

機能性関与成分は「ヒハツ由来ピペリン」で、最高血圧、最低血圧の臨床結果は以下の通りです。

血圧が高めの方の健康緑茶の効果

最高血圧は平均139.8mmHg⇒129.8mmHgで10mmHg下がり、最低血圧は89.4mmHg⇒82.6mmHgで6.8mmHg下がっています。

さらに1日1回1袋(3g)を見ずやお湯に溶かして飲むだけでOK。袋タイプで場所をとらないだけでなく、初回1000円でお試しでき、2回目以降も10%割引で続けられることも1位の理由です。

大正製薬の血圧が高めの方の健康緑茶の詳細はこちら

※作用メカニズム等は上記の公式ページで説明されています。
※継続縛りはありません。いつでも休止・解約が可能です。
※塩分が1袋あたり4㎎と少ないことも、1位の理由の1つです。

エネルギー ナトリウム 糖質
11.4kcal 4㎎ 記載なし

※1袋1回あたり

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2位:サントリー「胡麻麦茶」

胡麻麦茶

サントリーから発売されている「胡麻麦茶」は、ゴマペプチドを含有し「胡麻麦茶は、胡麻ペプチドを含んでおり、血圧が高めの方に適した飲料です。ゴマペプチドには、血管を収縮する物質を生成する酵素の働きを阻害し、血圧に効果のあることが確認されています」という表記が可能な特定保健用食品です。

1本あたり130円~140円と先ほど紹介した「血圧が高めの方の健康緑茶」より価格が高く、ペットボトルタイプなので運ぶのが大変でゴミが多くなるため2位としましたが、「機能性表示食品より特定保健用食品の方が良い」という方にはオススメです。

なお、1本あたりの塩分量も、「血圧が高めの方の健康緑茶」より多くなっています。

エネルギー ナトリウム 糖質
0kcal 19㎎ 記載なし

※1本350mlあたり

3位:カルピス「アミールS」

アミールS

カルピスから発売されている「アミールS」は血圧が高めの方に適した特定保健用食品です。

有効成分は「LTP(ラクトトリペプチド)」で、LTPが血管を収縮させてしまう体内の「ACE(アンジオテンシン変換酵素)」のはたらきを抑制し、血圧上昇を抑える働きをサポートしてくれます。

下記はアミールSを8週間飲用した場合の臨床結果です。

8週間飲用することで、最大血圧は12mmHg程度下がり、最小血圧は8mmHg程度下がっています。

ペットボトルタイプで持ち運びが大変かつスペースをとってしまうこと、ナトリウムや糖質が多いことから3位としましたが、味は「乳酸菌飲料そのもの」で美味しいですので、乳酸菌飲料が好きな方にはオススメです。

エネルギー ナトリウム 糖質
34kcal 100㎎ 7.2g

高血圧治療ガイドラインも必読です

ここまで血圧が高い方に適した飲み物を紹介してきましたが、もしも「高血圧」ということであれば、医師の診察・定期的な検査「高血圧ガイドライン」を読むこともオススメします。

あくまで飲み物は血圧を下げる「サポート」をする役割でしかありません。
血圧を下げるには、運動や食事などの改善が必須です。

高血圧治療ガイドラインには、高血圧治療に必要な生活習慣の修正として、

  • 食塩制限(P39)
  • 栄養素と食品(P40)
  • 適正体重の維持(P42)
  • 運動(P42)
  • 節酒(P43)
  • 禁煙(P43)
  • その他の生活習慣の修正(P43)
  • 生活習慣の複合的な修正(P44)
  • 特定保健用食品(P44)

についてそれぞれ書かれています。これらに書かれていることをベースにしながら、今回紹介した飲み物を使うことで、より血圧対策が上手くいくようになるはずです。

※上記リンクは「日本高血圧学会」の「高血圧治療ガイドライン2014 電子版」へのリンクです。

また私たちDHAEPAサプリのススメでも血圧関連の記事を書いていますので、そちらも読んでから高血圧治療ガイドラインを読むと、「なるほど」と思える所が多いと思います。

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【注意点】血圧を下げる飲み物は、飲み過ぎてはいけません

さいごになりましたが、今回紹介した飲み物は「血圧が高めの方に適した」という表記があり、「飲めば飲むほど良さそう」と思って飲み過ぎてしまう人もいるようです。

しかし、各特定保健用食品・機能性表示食品の販売ページに「多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。」と書いてあるように、1日の量は守る必要があります。

血圧を下げるための方法で一番信頼すべきは先ほどの「ガイドライン」ですから、それをもとに、今日から食生活や運動習慣を改善していってみましょう。